雨漏り調査の目的
雨漏り調査は雨漏りの原因を特定して部分的に修理することを前提としています。また雨漏りの原因は物件によって様々です。ただ単にどこから雨漏りしているのか場所を特定するだけでなく、なぜ雨漏りするのかという理由まで調べることができます。
1)雨漏り調査で分かること
- どこから雨漏りしているのか
- どうして雨漏りするようになったのか
- 誰に責任があるのか
2)雨漏り調査が必要な人は
- 何度修理しても雨漏りが止まらない人
- 部分的に修理して修繕費用を抑えたい人
- どこを修理すれば止まるのかだけ知りたい人
- 雨漏り原因の根拠を証明する資料が欲しい人
雨漏り調査の種類
雨漏り調査の目的によって調査方法が変わります。
1)目視調査
2)散水調査
散水調査は、より確実に雨漏り原因を特定するのが目的です。雨漏りの原因箇所と想定される部位や任意の部位に水をかけたり水を貯めたりして物理的な証拠をつかむ調査方法です。
3)赤外線カメラ調査
非破壊で調査しなければならない場合や、第三者に雨漏りの根拠を証明しなければならない場合などには高性能赤外線カメラ調査が有効です。劣化調査は、建物がどのような状態なのかを調査して、どのように改修していくべきかを考案するための調査です。
雨漏り調査の流れ
- 雨漏り調査の申し込み
雨漏り調査の日時を決定。 - 雨漏り被害を確認
建物の構造と建物内部の被害状況を見れば、雨漏りの原因がどこにあるのか判断することができます。もしも、あちこちで雨漏りが発生している場合は、部分的な不具合ではなく全体的に劣化が進行していると判断することができます。 - 雨漏り原因を調査
屋根、屋上、ベランダ、外壁、サッシ周りを調査して、設計ミス、施工不良、経年劣化となっている部分が無いか確認。建物の立地条件によっては高所作業車が必要になることもあります。 - 調査報告書を作成
建物の構造、立地条件、施工状況、劣化状況、被害状況、雨漏り原因をまとめた調査報告書の作成。 - 工事見積書を作成
最も有効な修理方法を考案して、提案。実際に修理工事をした場合に必要となる工事費を算出した工事見積書を作成。