建物は、どんな建物でも経年劣化します。その経年劣化に大きな影響力を与えるのが、太陽の光から発生する紫外線や、日々降る雨、風などです。特に雨漏りの家に与える影響力は大きいので、もし、雨漏りがあった場合にはできるだけ早く対策をしないと、建物が一気に劣化してしまいます。
では、建物の雨漏りの修理にはどのくらい費用がかかるのでしょうか。
雨漏りの費用に関しては、まず原因によって違ってくるということを知っておいてください。雨漏りの原因は大きく分けると次の3つです。
- 経年劣化による雨漏り
- 風や雨によって起こる突発的な雨漏り
- そもそも建物に構造上の欠陥による雨漏り
経年劣化による雨漏り
建物は年数を減ることによって屋根や外壁などを構成する木材が劣化するなどして雨漏りを引き起こします。
突発的な雨漏り
例えば台風などの強風や豪雨によって、屋根の瓦がひび割れなどして雨漏りが起こります。また、強風や豪雨などで雨樋に落ち葉やゴミがたまり、その部分が腐敗してしまって屋根などを腐食させてしまって、雨漏りが起こるということもあります。
建物の構造上の欠陥による雨漏り
この場合は、いわゆる建物を新築にした時の欠陥によることが影響することがあります。つまり手抜き工事によって雨漏りが発生をするというものです。
次に費用について考えていきましょう。
雨漏りにかかる費用
雨漏りの工事に関しては、原因のところでもご案内をしました通り、原因が防水処理部のコーキング材の劣化という場合には、雨漏りの工事はその部分を直すだけなので、費用は数万円で済みますし、雨漏りの場所が数カ所あった場合にも10万円ほどで解決ができることがほとんどです。
また、台風などによって屋根の瓦がずれてしまったりした場合には、規模にもよりますが、瓦の取替や下地補修工事などをして20〜50万円ほどかかるでしょう。
問題は、屋根の補修をしなければ行けない時です。屋根の補修をする場合には、既存の屋根を全修復する場合には、100〜150万円ほどかかります。更には屋根の状態が大変悪く、これはすべて新規で葺き替え工事ということになると、200万円ほどかかる場合があります。数万円であれば、まだ負担はそれほど重くはありませんが、200万円ということになると、これは経済的な負担は大きいですよね。そういうことにならないためにも、定期的な家のチェックを専門業者にしてもらうということが必要です。これは人間で言えば、健康診断のようなもので、家も日々劣化していきますから、定期チェックをして悪いところの原因を早期に発見して対策をしていくということが、大事です。